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海外の手工芸品・ホームプロダクト調達で確認すること:品質・小ロット・表示・納期

Terra Vista株式会社は、海外から手工芸品・ホームプロダクトを仕入れる日本の担当者向けに、品質・小ロット対応・表示・納期の確認順を整理します。自社の商材への当てはめはお問い合わせへ。

海外の手工芸品・ホームプロダクトを仕入れるとき、最初に何を確認しますか?

仕入れる商品が家庭用品品質表示法上どの表示規程に入るかを決めます。そのうえで品質のばらつき、小ロット・多頻度対応、梱包・表示、納期の順に確認すると、手戻りが減ります。

以下の順番は、海外仕入れの相談で担当者が実際に迷う場面をもとに並べています。家庭用品品質表示法の対象品目は品目ごとに定められており、繊維製品(布・織物・編物の雑貨や生活用品)は組成・取扱い表示の対象になります。

消費者庁の対象外品目一覧では陶磁器が対象外品目に含まれますが、木工・竹細工は一覧で品目ごとに確認します。自社の商品がどの区分かを最初に確認すると、表示ルールの検討が早くなります。

確認する項目・どこで確認するか・何を求めるか
確認する項目どこで確認するか何を求めるか
①品質のばらつき
(色・サイズ・仕上げ)
量産前サンプルと本生産ロットの現物比較許容差を数値にして契約書・発注書に明記
②素材・染料の安全基準素材・染色情報(対象品は試験成績書)有害物質規制の該当有無を確認
③小ロット・多頻度への対応最低発注数量(MOQ)と分割出荷の可否ロット別単価表と出荷スケジュールの書面化
④梱包・表示個装・外装仕様と表示文言案表示サンプルを発注前に承認
⑤納期の組み立て生産・検品・輸送・通関を分けた工程表区切りごとの完了予定日を書面で共有

品質のばらつきはどこで見分けますか?

量産前のサンプルと、実際に届く本生産ロットを現物で並べて見比べます。色・サイズ・仕上げの差は写真では判断しづらく、現物確認が最も早く確実です。

手仕事が入る工程ほど、ロット間で差が出やすくなります。染色・編み・彫り・編み込みなど、どの工程が手作業かを先に確認し、その工程の項目(色味・寸法・重さ・仕上げ)を許容差として数値化します。

肌に触れる製品や乳幼児が使う製品を含む場合は、厚生労働省の家庭用品の安全対策で対象化学物質規制の有無を確認します。国内品と輸入品で基準が分かれているわけではなく、同じ基準で見られます。

小ロット・多頻度の取引にはどう備えますか?

最初から大きいロットにする必要はありません。最低発注数量と分割出荷の可否を先に確認すれば、小さく始めて発注頻度を上げる進め方も交渉できます。

最低発注数量(MOQ)は工程や素材ごとに異なることが多く、同じ生産者でも品目によって差があります。

初回発注を抑えたい場合は、ロットを分けた単価表を先にもらいます。値下げ段階を書面で確認すれば、交渉がしやすくなります。

発注の間隔を短くする分、検品の頻度も上がり、品質のばらつきに早く気づけます。

梱包と表示は何を満たせばよいですか?

繊維製品には組成・取扱いの表示、原産地には虚偽・誤認表示の禁止が別々にかかります。表示文言は発注前に案を作り、承認してから量産に進めます。

繊維製品を国内で販売する場合、消費者庁 繊維製品の表示についてが定める組成(混用率)表示と、洗濯などの取扱い表示を行います。表示者(輸入者または販売業者)の名称と、住所または電話番号もあわせて表示します。洗濯表示は2024年8月に様式の一部が改正されており、サンプルタグは最新版で確認します。

製品の一部に革や合成皮革を使う場合は、雑貨工業品の表示規程に沿って材料の種類も示します。

原産地については、JETRO 衣料品の輸入販売時の原産地表示のとおり、実際の生産国と異なる印象を与える表示は関税法で禁止されています。家庭用品品質表示法そのものは原産地表示を義務づけておらず、両者は別の法律に基づく別のルールです。

納期はどう見積もりますか?

生産・検品・輸送・通関の4区切りに分けて確認します。他法令の許可・承認が必要な品目は、税関の輸入許可より前にその手続きを終えておく必要があります。

税関 輸入通関手続の概要のとおり、輸入通関は保税地域を管轄する税関へ申告し、必要な検査を受け、関税等を納付して輸入の許可を受けるまでの手続きです。家庭用品品質表示法や有害物質規制など、関税関係法令以外の法令(他法令)による許可・承認が必要な貨物は、税関の輸入許可を受ける前にその法令を所管する省庁の許可・承認を済ませておく必要があります。

生産完了日・船積み日・通関準備が整う日を分けて生産者に確認すると、どこで遅れが生じやすいかが見えます。

初回発注までに何をすればいいですか?(7ステップ)

仕入れ品目の対象確認から出荷前検品まで、次の7ステップで進めます。

  1. 仕入れる商品が家庭用品品質表示法の対象品目(繊維製品・雑貨工業品など)にあたるかどうかを先に確認する。
  2. 候補生産者に量産前サンプルを依頼し、色・サイズ・仕上げの許容差を数値で合意する。
  3. 肌に触れる製品や乳幼児向け製品を含む場合は、対象化学物質の試験成績書の提出を求める。
  4. 最低発注数量と分割出荷の可否を確認し、初回を小ロット・複数回に分けられるか交渉する。
  5. 個装・外装の仕様と表示文言(組成・取扱い・原産地・表示者情報)を発注前に確定する。
  6. 生産・検品・輸送・通関を分けた工程表を作成し、他法令の許可・承認の要否を洗い出す。
  7. 初回ロットの出荷前検品を行い、結果を次回発注の条件に反映する。

確認した内容はどこで裏づけられますか?

本文の確認項目は、次の一次情報源にリンクしています。品目により適用が変わるため、自社の商品での該当は個別に確認します。

手工芸品・ホームプロダクトの公的情報源
確認する内容一次情報源
繊維製品の組成・取扱い表示消費者庁 繊維製品の表示について
家庭用品品質表示法の対象区分消費者庁 家庭用品品質表示法
有害物質規制(輸入品も対象)厚生労働省 家庭用品の安全対策
原産地表示(虚偽・誤認表示の禁止)JETRO 衣料品の輸入販売時の原産地表示
繊維製品の輸入・販売規制のまとめJETRO 衣料品の輸入手続き
輸入通関手続と他法令の許可・承認税関 輸入通関手続の概要

Terra Vista株式会社はどこまで担いますか?

Terra Vistaは、日用消費財を含む複数カテゴリーの中国・アジア調達を一つの窓口で担うサプライチェーン編成の体制を持ちます。実物サンプルの書面確認と第三者検品を工程に組み込みます。

英語・日本語・中国語の三言語チームで、生産側とのやり取りを一本化します。

市場参入戦略の設計とパートナー選定の支援も行います。実績のある市場は日本・中国・東南アジア・オーストラリア・パキスタンです。他の判断軸はTerra Vista の判断表に、事業領域全体はTerra Vista の事業領域にまとめています。

自社商材への当てはめはお問い合わせ窓口でご相談ください。

よくある質問

手工芸品はロットごとに仕上がりが違うことがありますが、どう防げますか?

量産前サンプルと本生産ロットを現物で見比べ、色・サイズ・仕上げの許容差を契約書に数値で明記します。出荷前検品を挟むと、船積み前に差分に気づけます。

初回から大きいロットで発注しないといけませんか?

必須ではありません。最低発注数量と分割出荷の可否を先に確認すれば、小ロットで始めて発注頻度を上げる進め方も交渉できます。

パッケージにはどんな表示が必要ですか?

繊維製品は家庭用品品質表示法に基づき、組成・取扱いと表示者の名称・住所または電話番号を表示します。原産地は関税法上、実際と異なる印象を与える表示が禁止されています。

納期はどのくらい見ておけばよいですか?

4つの区切り(生産・検品・輸送・通関)で見積もり、家庭用品品質表示法など他法令の許可・承認は税関の輸入許可より前に済ませておきます。