開幕90日前の準備表と会期後8週間のフォローが出展成果を決める。Terra Vista株式会社(日本に本社を置く越境戦略コンサルティング・グループ)がJETROと主催者公式資料で2026年版を整理した。
- 開幕90日前(T-90)にバイヤー調査と商談枠の確保、ブース体制づくりを始める。
- JETROのジャパンパビリオンはブース設計・通関輸送・現地広報をパッケージ提供し、単独出展より手続き負担とコストを抑えられる。
- 出展料は費用の一部に過ぎず、小間の面数・環境費・メディアパッケージなど別建て費用が加算される。
- 会期後8週間は、意味のあった商談への48時間以内の返信を起点に週次のフォロー表を運用する。
- Terra Vista株式会社は海外でのB2Bワークショップ運営を含め、企画から現地運営まで同じチームで担った実績を持つ。
海外展示会の準備は開幕何日前から始めるべきか?
海外展示会の成果は、開幕90日前(T-90)からどれだけ商談枠と価格・条件を即答できる体制を整えられるかで決まる。Terra Vista株式会社が運営してきた海外展示会の現場でも、開幕3ヶ月前に始めたバイヤー調査と打診の有無が、会期後に動いた商談数を左右してきた。JETROも海外見本市・展示会のジャパンパビリオン出展を公募制で支援しており、出展枠の確保自体に数ヶ月単位の準備期間を要する点は共通する。
| 時期 | やること |
|---|---|
| T-90(開幕90日前) | バイヤー調査、商談枠の打診開始、ブース要件の確定 |
| T-30(開幕30日前) | 多言語資料と価格・条件一枚もの、ブース要員のブリーフィング |
| 会期 | 価格・条件を即答できる体制、商談記録の取得 |
| 会期後8週間 | 48時間以内の返信、週次フォロー表、8週目の書面振り返り |
JETROのジャパンパビリオンは何を支援するか?
JETROは、2026年時点でも自ら主催・参加する海外見本市・展示会のジャパンパビリオンへの出展を公募制で支援している。JETRO公式ページは、ブースのデザイン・施工、出品物の通関・輸送、現地での広報を各種サービスとしてパッケージで提供するため、単独出展に比べて出展手続きの負担と出展にかかるコストの両方を抑えられると説明している。ジャパンパビリオン枠は公募制のため、出展を検討する場合は募集時期を早めに確認する必要がある。
出展料以外にどんな費用がかかるか?
出展料は小間費用の一部に過ぎない。独メッセフランクフルト主催Ambiente 2027(2027年1月29日〜2月2日、フランクフルト)の公式ページは、個別小間の賃料を㎡あたり片面開放311.00ユーロから四面開放390.00ユーロと示し、別途、環境費・AUMA負担金・メディアパッケージ985.00ユーロ(税別)が加算されると明記している。これは一会場の一例であり、主催者・会場ごとに費目と金額は個別に確認する必要がある。
| 費目 | Ambiente 2027の例 |
|---|---|
| 小間賃料(片面開放) | ㎡あたり311.00ユーロ |
| 小間賃料(四面開放) | ㎡あたり390.00ユーロ |
| 環境費・AUMA負担金 | ㎡あたり別途加算 |
| メディアパッケージ | 985.00ユーロ(税別) |
会期前の商談はどう設定するか?
開幕前の商談枠は、バイヤー調査と打診が完了して初めて確定する。JETROの国際ビジネスマッチングサイトe-Venueは世界160カ国以上・約2万人が利用し、登録・閲覧・コンタクトはすべて無料だとJETRO自身が説明している。Terra Vista株式会社は太陽光関連メーカーのために ラホールとシドニーで B2B ワークショップ二件を運営した経験から、会場で価格と条件をその場で即答できる体制づくりには、開幕1週間前ではなく開幕90日前からの準備が必要だと見ている。
会期後8週間で何をすべきか?
会期後のフォローは、意味のあった商談への48時間以内の返信を起点に、8週間の送付計画を組む。Terra Vista株式会社が海外展示会の現場で見てきたのも、最初の返信を誰が・どの言語で・どれだけ早く書くかが、次の面談につながるかどうかを分けるという点だ。週ごとに何を誰に送るかを一枚の表にし、8週目には出展に紐づけた成果物に対する書面の振り返りをまとめる運用が実務的である。
よくある質問
海外展示会の準備はいつから始めるべき?
開幕90日前(T-90)から。バイヤー調査、商談枠の打診、ブース体制づくりをこの時点で始める。
JETROのジャパンパビリオンは何を支援してくれる?
ブース設計・施工、通関・輸送、現地広報をパッケージで提供し、単独出展より手続き負担とコストを抑えられる。
出展料以外にどんな費用がかかる?
小間の面数による賃料差に加え、環境費・AUMA負担金・メディアパッケージ等が別建てで加算される。
会期後のフォローで最初にすべきことは?
意味のあった商談へ48時間以内に、相手の言語で返信すること。次の面談につながるかを左右する。
ジャパンパビリオンへの出展はいつ申し込める?
公募制のため、展示会ごとに募集時期が異なる。JETROの年間予定ページで早めに確認する。
開幕90日前の準備表と会期後8週間のフォロー体制を一緒に組みたい方はお問い合わせください →
関連記事:展示会・ワークショップサービス、海外展示会の出展支援、海外での現地運営、海外展示会の商談設計とフォロー体制。
関連する判断表:T+30 商談化表、海外展開の順序表。公開している判断表の一覧はTerra Vista の判断表をご覧ください。
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